マーケティング畑を歩んできた、サーバ管理の専門家ではない自分にとって、sshでサーバにログインして、テキストモードでコマンドで全ての作業を行うには不安があります。
そんな私が長年お世話になっているのが「Webmin」。
Webブラウザを使って、ユーザ管理、サービス、設定ファイル修正/変更、ディスク管理、ファイル共有設定、さらにはApacheやPHP、MySQLなどのアプリケーションの制御も行えるツールです。
コマンドを叩いた方が手っ取り早い方が多いですが、複雑な設定を行う時には未だにお世話になっています。
当記事の内容
Webminのインストール
下記アドレスから、「Debian Package」(debファイル)のダウンロード&インストールができます。
http://www.webmin.com/download.html
ダウンロードしたら、ダブルクリックでインストールできます。
公式のリポジトリも用意されており、登録しておくとアップデートなどにも対応できるので便利です。
sshでのサーバへのインストールも考慮して、コマンドでのインストール方法を記します。
端末から、下記を順に叩いていきます。
1,ソースリストをエディタで開く
管理者権限でパッケージのソースリストを開きます。(nanoは端末内で操作できるエディターです。)
sudo nano /etc/apt/souces.list
2,下記のリポジトリをリストに加えます。
deb http://download.webmin.com/download/repository sarge contrib
wget -q http://www.webmin.com/jcameron-key.asc -O- | sudo apt-key add –
4,リストをアップデート
sudo apt-get update
5,Webminをインストール
sudo apt-get install webmin
Webminへのアクセス
サーバのHTTPSによる接続設定がまだならば、下記記事を参考にして、予め設定しておくといいかもしれません。
ownCloudに、3ステップで、ssl/HTTPSで暗号化してアクセスできるようにする設定。WebブラウザはFirefoxを使わざるを得ない現状。
Webminへのアクセスは、Webブラウザから行います。サーバーのIPアドレスに続いて、ポート番号:10000を付け加えます。
https://(サーバのIPアドレス):10000
http://でアクセスすると、下記のようなエラー表示がでます。
サーバ側のLinux Mint/UbuntuなどのIDとパスワードでログインします。
ログイン後の初期画面です。サーバの概要が一覧で表示されます。
表記が英語なので、日本語化しましょう。
左サイドメニューの「Webmin」>「Change Language and Theme」を選び、画面のように「Personal choice」にチェックを入れた上で、Japanese(JA_JP UTF-8がいいと思います)を選んで、「Make Changes」をクリック。リロードが終わると日本語表記になります。
「Servers」>「Samba Windows File」を開いてみると、日本語化されました。