Chromium OSをインストールしたドライブは、合計15ものパーティションに分割され、「/dev/sda1から/dev/sda12」の領域を使用します。
いったんChromium OSをインストールしたドライブをWindowsや他のLinuxに戻したい時のドライブの初期化方法についてまとめます。
当記事の内容
Linux MintのLive USBメモリーで起動
次の記事の手順で、Linux MintをLive起動させるためのUSBメモリーを別途作成し、Live起動させます。
#トラブルを避けるため、他のドライブ/SDカードなどはパソコンから外しておきます。
GPartedの起動
Linux Mintをライブ起動させたら、「Menu」>「Administration」>「GParted」を起動させます。
この「GParted」は、パーティション作成/編集ソフトです。
内蔵ドライブとなる「/dev/sda」は次の画像のように15のパーティションに分割されて、12の領域が使用されています。
パーティションの削除
「/dev/sda1」から「/dev/sda12」までのパーティションを削除します。
使用されているパーティションの行をマウスクリックで選択して、「右クリック」。「✖Delete」を選びます。
これを、残りの11の使用中のパーティションに対しても行います。
画面上部のメニューアイコンの一番右の矢印「↩」をクリックすると「適用」となります。
こちらをクリックすると、警告画面が出ます。
ここで、「Cancel」すれば、ディスクに変更は加えられず、元のままChromium OSを使用できます。
「Apply」をクリックすると、パーティションが削除されます。
パーティションの削除作業の進捗状況がグラフで表示されます。
はい、これでディスクがまっさらな状態になりました。
ディスクの再フォーマット
内蔵ディスクを再度フォーマットするには、「unallocated」と書かれているディスク表示部分で右クリック。「New」を選びます。
現れたウィンドウで、「File system:」をクリック。
この一覧の中からフォーマット形式を選べます。
Linuxに戻すにしろ、Windowsに戻すにしろ、OSの再インストール時には改めてディスクのフォーマットが行われます。
両方に対応させるためには、とりあえず「fat32」を選んでおけば無難かと思います。
再び、画面上部のメニューアイコンの一番右の矢印「↩」をクリック。
警告が出たら「Apply」をクリックすることで、指定した形式でのフォーマットが行われます。
とりあえず、Fat32形式のまっさらなディスクに戻りました。
これで、Windowsや他のLinuxのインストールメディアから起動させて、再インストールが行えます。