NASやファイルサーバーがあれば、音楽の共有の幅が広がります。
メディアサーバー機能を持つNASであれば、DLNAやDAAPで楽曲を共有することもできたりしますが、曲順を変更したりするのは難しいものがあります。
NAS内に保管されている音楽コンテンツにダイレクトにアクセスすれば楽曲再生の柔軟性が大きく広がります。
NAS内に保管している楽曲コンテンツを再生するにあたって、「プレイリスト」を活用することはPCオーディオの大きな利便性の一つだと思います。今回はこの辺りを中心に見ていきたいと思います。
当記事の内容
NASへのアクセス
ファイルブラウザーを開いて、左サイドメニューの「ネットワーク」>「ネットワークを参照」をクリックすると、同じネットワークに接続し共有されているフォルダーが表示されます。
NASで共有/公開されているフォルダーアイコンをクリックします。
誰もが自由に使える(全員にアクセス権がある)ネットフォルダーの場合、「匿名で接続する」ことですぐに接続できます。
アクセス権が設定されているフォルダーの場合、「ユーザーを指定する」にチェックを入れて、ユーザ名、パスワードを入力して「接続する」ボタンをクリックします。
ブックマークしておくと便利
アクセスしたNASのフォルダーを開いた状態で、ブックマークをしておくと次回から簡単にアクセスできて便利です。
Audaciousでの楽曲ファイルの再生
NASに保管されている楽曲ファイルをAudaciousで再生してみます。
聴きたいファイルを一つずつドラッグ&ドロップしていってもいいのですが、複数のファイルをまとめてドラッグ&ドロップすると、プレイリストに一覧で表示されます。
それだけではなく、フォルダーごとドラッグ&ドロップすればフォルダー内の楽曲がまとめてプレイリスト内に一覧で表示されるので、とても便利です。
プレイリストを修正
曲順についてはプレイリスト内で楽曲リストをマウスでドラッグして入れ替えることができます。
プレイリストの保存
せっかく手間をかけて曲順を決めたプレイリストは保管しておきましょう。
曲順が固まったら「プレイリスト」>「エクスポート」で書き出して、NAS上に保存しておくと便利です。
ファイル名には「.pls」や「.m3u」という拡張子をつけておきます。
プレイリストを活用して再生
保存しておいたプレイリストファイルは、Audacious上にドラッグ&ドロップすれば指定した曲順で楽曲ファイルがリストにあらわれて、その曲順通りに再生させることができます。
このプレイリストをNAS上に置いておけば、他のPC、プレイリスト再生に対応しているデバイスでも利用できます。
なお、Audaciousは、タブ形式でプレイリストをいくつも開いて、プレイリストを切り替えながら再生したりもできます。
このプレイリストを活用こそがPCオーディオの便利な点の一つだと思います。
この便利さを体験すると、私は、PC抜きのオーディオ環境には戻ることができません。