Ubuntu系を使っていて困るのが対応するハードウェア。
プリンターの場合、古い機種であれば、標準で対応しているものも数多くあるのですが、新しい機種だとUbuntu対応のドライバが公開されていない場合が多いですよね。
Ubuntuを使い始めてからの間、業務でも自宅でも、私が導入するのはすべてブラザー。
それは、プリンターのドライバはもちろん、複合機のスキャナやPC Faxの送信ドライバまでもが全機種(たぶん)公開されているからです。
http://solutions.brother.co.jp/support/os/linux/index.html
私の事務所では、従来のA3複合機 MFC-J6710CDW(インクジェット)に加えて、モノクロのレーザー複合機 DCP-7065DNが活躍してくれています。
Ubuntu 12.04 LTSでのプリンター設定の手順を見ていきましょう。とても簡単です。
当記事の内容
ドライバーのダウンロード&インストール
使用するプリンターのドライバページを開いたら、Ubuntuの場合には「deb」パッケージをダウンロードします。
最初に「LPD/LPRng用ドライバー」を、続いて「CUPS用ドライバー」を導入します。
ダウンロードした「LPD/LPRng用ドライバー」をダブルクリックしてしばらく待つとUbuntuソフトウェアセンターが開くので「インストール」ボタンをクリック。
「パッケージの品質が悪いです」という表記が出ますが「無視してインストールする」をクリック。
インストールが終わったら、いったん、Ubuntuソフトウェアセンターを閉じます。(続けて行うとエラーが出るようです)
続けて、同様に「CUPS用ドライバー」をインストールします。
無線/有線によるネットワーク対応機種の場合、パソコン側が無線LAN接続の場合、無線LAN経由での印刷が可能です。
その場合、プリンター側は、液晶画面の操作で「ネットワーク」メニューの「TCP/IP」画面の設定で、IPアドレスを固定にするために「Static」を選んでおくと、後々のトラブルを未然に防げると思います。
そして、同じ画面に表示されているIPアドレスをメモしておきましょう。
ネットワークプリンターへの接続
パネル右上にあるギアアイコンから「システム設定」を開き「プリンター」を開き、「新しいプリンターの追加」をクリック。
左側で「ネットワーク」を選んで、先程メモしておいたIPアドレスを「アドレス:」欄に記入。
「アドレスで検索」にチェックを入れてしばらく待って、新たに現れたプリンター名を選択して「追加」をクリック。
以上でネットワーク経由での印刷が可能となります。